良い先生はたくさんいても指導力の高い先生は少ない
小学生の上の子のことです。最近感じるのは、保護者間で「良い先生」と言われる人はたくさんいても、「指導力の高い先生」と感じる人は少ないということ。
正直、私は先生に過度な期待は持ってなくて、子供の担任の先生も「どんな人でもいいわ~」と思っていました。いじめ・学級崩壊などがなく、子供が楽しく過ごせればそれでよし。
基本、親がしっかりしていれば先生は関係ない。
勉強は家庭学習が大切。
両親とも勉強は教えられるし、実際にやっているので先生の授業のやり方はあきらかにおかしくなければ気にしない方だったんです。
ただ、今年はちょっと考えが変わりました。
指導力の高い先生は子供のことをよく見ている
「優しい先生」「面白い先生」「友達みたいな先生」いろんなタイプの先生がいます。
上の子の担任は、超ベテランの先生で最初に子供から話を聞いた時から、
「この先生一味違うわ・・・」
と感じていました。
その後、授業参観3回・個人面談2回を終えて本当に指導力の高い(力のある先生)ってこういう人なのかもと思い始めました。
そういう先生に受け持ってもらえると、驚くほど子供って成長します。
もちろん、今までの先生に不満があるわけではありません。とても「優しい先生」だったんですよ。
ただ、この「良い先生」と「指導力のある先生」の違いってなんだろうなと考えると、
今の先生は、
・生徒一人一人をよく見ている
・よく見ているから「子供の性格・得意な所・苦手な所」を把握している
・生徒をよく見ているので、小さい事でも必ず拾い上げ褒めてくれる
・逆に、これはいけないという所は、とても厳しい
・よく見ているから、クラス全体の課題もすぐに分かり、クラス替え2週間後の授業参観で、今後目指す姿は〇〇、そのためにはこのようなことをしていくと具体的に明示。(これが的確でびっくりした)
・子供もこの先生は一味違うという雰囲気を感じるのか、授業中も落ち着いている子が多い。
・小学校低学年の子供は、長時間集中できないということをよく理解し、テンポ良く授業を進めている(進度が早いのではなく、緩急の付け方が上手い)
・子供が自分で考え、より良いクラスを作れるように指導している
・授業の内容は親が見ていても「これはおもしろいな」と感じるもの。子供たちみんなに考えさせる授業。独自の副教材?が多い。ベテランのなせる業か・・・
すごいな~って思ったのが国語の音読。
家で国語の音読を何回やっても上手にならない(親がここはうれしそうに、ここは悲しい気持ちだから小さい声でと抑揚を教えてもちっともやれないのに)、この先生の授業1回で見違えるほど音読が上手になる。そういう子が、クラスにたくさんいるんです。
やり方を教えてもらったけれど、この先生の授業だからできるものでした・・・
子供がどう感じているのか分かりませんが、上の子にとってこのタイミングで今の先生に出会えたことはすごく貴重なこと。この半年ちょっとでかなり成長したと思います。
今年度は先取学習は不要と判断
前にこんな記事を書いて、
先取り学習をするのか悩んでいましたが、今の先生なら家で私が解き方を教えるより学校で学んだ方が得るものが多いと感じました。
といか、本来学ぶって解き方を教えるものではないのでしょうね。
集団で学ぶからこそ、分かることってあるんだろうな。そしてそれは家でマンツーマンでは教えられないことなのでしょう。
我が家は、高校受験→大学受験で結果が出ればいいので、今からアクセル全開でなくてもいい。
そんなことを感じたので、今年度は先取学習はやらないと決めました。
ただ、学校では補えないこともあるのでそこは家庭で徹底してやります。
<算数>
・百マスで足し算・引き算・掛け算の反復練習
・学校ではやらないような文章問題
・思考力を鍛える問題
<国語>
・文法
・語彙量を増やす
・ことわざ・四文字熟語
・読解問題
この辺を重点的にやることにしました。今とあまり変わりませんが、やはり国語は文法を早めにマスターしたいなと思っています。
親も子供をよく見てギアチェンジをする必要がある
今の先生が子供のことをよく見て下さっているので、親の私もしっかりしなくちゃいけないなと感じています。
今年はいいですが、来年はどんな先生になるか分かりません。
どのクラスでも同じ指導なんてできるわけもなく、新人の先生に当たるかもしれません。そんな時は、親が子供の様子を見て、ちょっとまずそうだったらギアチェンジしていく必要がありますね。
今の先生に教えてもらえるのは残りわずか。その間にいろんなことを吸収して成長してほしいです。